2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧
それは少し古びた背表紙、表紙の新潮文庫だった。 米澤穂信「ボトルネック」(平成22年5刷 新潮文庫) 平成18年(2006年)新潮社刊、平成21年文庫化。 謎がいつ解けるのかと思いながらも、ついに解けることなく物語は終わる。 全く知らない名前の作家だった…
1、2週間前のこと、書架の空いているスペースに大沢在昌さんの文庫本4冊位並ぶ。 名前は知っているが読んだことがないので、妙なタイトルの森博嗣さんの文庫本、書き下ろし時代小説文庫本を読み終えたので、一冊読もうと思い、手にする。 「感傷の街角」と思…
「恋恋蓮歩の演習」(2004年講談社文庫) 読んだことのない作家という朧げな基準で一度は手にしていた。 まず、奇妙なタイトル、他のに比べると厚いが、少し遠慮しておこう。 次に、時代小説の作家でなくということで読むことになった。 プロローグの前に、…
佐伯泰英「照降町の四季(三) 梅花下駄」(2021年文春文庫書き下ろし) 新聞の広告などだろうか、名前は知っていたように思う。 単行本で国内作家の小説はそう多くない。 読んだことのない作家のは殆ど市立図書館の除籍本。 時々入れ替えというのがないせい…
岡本さとる「質屋の娘 駕籠屋春秋 新三と太十」(2021年 講談社文庫 書き下ろし) 佐伯泰英さんの後に読んだ時代小説、岡本さとるさんが抜けていた。 自らのホームページを持っている作家の一人で、全く歴史時代小説に疎いんだなと感心する。 駕籠かきだけど…
稲葉稔「武士の流儀 五」(2021年文藝春秋) 文春文庫書き下ろし 時代小説、村上元三、佐伯泰英に続いて三人目。 名前は全く知らなかった作家。 テレビドラマを見ているな感じだった。 肩が凝らなくて、気軽に読めた。 隠居した与力が主人公だったこともある…
病棟の図書コーナーには雑多な本が、そう多くないが並んでいる。市立図書館の廃棄本は少ないが、未読の作家のは全て読み尽くし、残るは文庫本。この文庫本は、過去にテレビドラマ化されていたので、まあ、安心して?手にしてみた。ただ、あったのは「5」のみ…