病棟の図書コーナーには雑多な本が、そう多くないが並んでいる。市立図書館の廃棄本は少ないが、未読の作家のは全て読み尽くし、残るは文庫本。この文庫本は、過去にテレビドラマ化されていたので、まあ、安心して?手にしてみた。ただ、あったのは「5」のみ。
三上延「ビブリア古書堂の事件手帖 5」(2014年 KADOKAWA)
10年前発行の文庫書き下ろし本。
手塚治虫「ブラックジャック」。少年チャンピオン連載時はずっと読んでいた。単行本は持っていたと思うけど、そんなに種類があるとは思わなかった。
寺山修司「われに五月を」。ずーっとのちになってから知った。「書を捨てよ、町へ出よう」の当時衝撃的な題名のゆえに敬遠し、その後本屋さんで著作を見るが、ずーっと近寄りがたく、天井桟敷についても同様に近づくことなく過ごしていた。映画「田園に死す」は当時見ている。印象深い作品だったが、距離は同じだった。ほどほどの年齢になって、短歌には触れる機会があった。みずみずしい感性、「書を捨てよ、町へ出よう」がどう結びつくのは分からない。機会があれば、三沢市の記念館には行ってみたいと思ってはいるのだが、、、。